Kelpぎょれん北光の昆布
日本で採取される昆布は、じつに90%以上が良質な北海道産。ぎょれん北光は、北海道ぎょれんのグループ会社であることの強みを活かして、道南・道東・道北と全道の多彩な種類の昆布を扱っており、豊富な在庫量でお客様のご要望にお応えすることができます。

昆布だしは、ユネスコ無形文化遺産にも登録された和食にとって、欠かせない基礎となるもの。
昆布自体も煮物、刺身の昆布締め、昆布巻、佃煮などいろいろな用途で使われます。
日本で採取される昆布は、じつに90%以上が良質な北海道産。ぎょれん北光は、北海道ぎょれんのグループ会社であることの強みを活かして、道南・道東・道北と全道の多彩な種類の昆布を扱っており、豊富な在庫量でお客様のご要望にお応えすることができます。
日本で食べられる昆布のほとんどが北海道産。
地域によって獲れる種類に違いがあり、味わいも食べ方も変わります。
日本で食べられている昆布の90%以上が北海道産ですが、その理由は水温にあります。昆布は低い水温で育つため、北海道沿岸部は格好の生育地となり、全道にわたってさまざまな種類の昆布が獲れます。ぎょれん北光は、それぞれの昆布生産者の方々と直接のつながりでお取引をし、昆布原藻の販売を行っているため、製品の品質保証・正規品保証は万全。安心していただける製品をお客様にご提供することができます。
2013年、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたこともあり、日本の食文化が世界的に注目されています。その和食の基本となるのは、だし。そして、昆布は鰹とともに、だしのもととなる代表的な食材です。ヨーロッパを中心に昆布の「うまみ」が好まれるようになり、昆布だしを使った調理法も広まり始めています。そんな海外の支持を得ているのは、北海道の昆布です。北海道の昆布は、各産地で規格を定めて徹底した品質管理を行っており、ブランドとしての安心感が人気の理由です。
北海道内の昆布だけでもいろいろな種類があり、用途に応じて使い分けられています。
北海道の南部、津軽海峡から噴火湾沿岸に生息していて、済んだ色の上品な味のだしがとれます。他にも塩昆布や佃煮、とろろ・おぼろ昆布、バッテラなど、さまざまな用途に使われます。
北海道えりも岬周辺を中心とする日高地方沿岸で採取されます。だし昆布として使われるほか、柔らかく煮えやすいため、煮物、昆布巻、佃煮などにも適しています。
北海道太平洋側の東部、釧路から根室地方沿岸で採れます。幅が広く肉厚で、フコイダンというとろみのある粘性多糖類が多く含まれます。主に煮物に使われます。
北海道太平洋側の東部、釧路から根室地方沿岸で採れます。名前の通り20m近くにもなる長い昆布です。主に煮物、昆布巻、佃煮などに使われます。
知床半島の羅臼沿岸で採取されます。味の濃さと香りの良さから、主にだし昆布として用いられます。また、柔らかく口当たりが良いので、細切りにして、おやつ昆布にも使われます。
利尻・礼文、稚内を中心に日本海からオホーツク海に至る沿岸で採取されます。澄んだ色と香りの良さから、だし昆布として用いられます。とろろ・おぼろ昆布にも使われます。
「天然」と「養殖」天然昆布とは、岩礁に自然に着生し育った2年ものの昆布のことです。それに対し、養殖昆布は、天然昆布の種(胞子)を人工的に育てたものを、ロープに着生させ管理栽培した昆布です。そのうち、1年で収穫したものは「促成」と呼ばれ、「養殖」は2年で収穫したものを指します。
天然昆布は岩礁に着生し、海底で育つため、昆布をエサとするウニに食べられ、傷になることがあります。その点、養殖昆布は海面近くのロープに着生しているので、ウニの食害はありません。また、海面に近いことから陽の光が十分に届くので、光合成も活発で天然に比べて見た目が綺麗なことが多いです。
天然と養殖の価格を比較すると、多くは天然の方が高価ですが、品質の差はそれほど大きなものではありません。入札では、養殖の方が天然より高い値をつける場合もあります。また、天然に比べて毎年安定した生産量がある養殖を好まれる方もいます。
等級について昆布の種類や品質によって等級の数、呼び方は様々ですが、一般的には「一等〜四等」で区分します。等級は、昆布一枚の長さや葉の厚み、重量、色味など様々な項目で決まります。
右から左へ、一等(緑色の紐)、二等(赤色の紐)、三等(紫色の紐)、四等(茶色の紐)の順となります。
01
昆布漁は、早いところでは5月から始まり、9月中旬くらいまで行われますが、一般的には夏が最盛期です。日の出を合図に1人もしくは2人乗りの小さな船で出漁し、柄の長い鉤棹(かぎさお)や深い場所で使うネジリ棹(さお)で昆布を採ります。昆布漁は、昆布が一日で干し上がるような天気の良い日にだけ行われます。
02
水揚げされた昆布は船から下ろし、小石を敷きつめた干場(かんば)と呼ばれる場所で干します。昆布を一本一本ていねいに並べ、乾燥具合をチェックしながら、裏返して干し上げます。昆布の乾燥は一日勝負、天気と時間との戦いです。夕方までには倉庫に取り込みます。
03
倉庫に運び込まれた昆布は一本ずつ整形し、色つや、重量、幅といった基準に従って選別されます。同じ漁場で採れた昆布でも格付けがあるのです。選別結果によって、棒状にしたり、折り畳んだりといろいろな束ね方をします。この一連の作業を選葉(せんば)と呼びます。
04
選葉(せんば)され、束になった昆布が検査機関の定める基準と適合しているか、検査機関の職員がチェックします。合格した昆布は等級ごとにスタンプが押され、無事出荷となります。
昆布は寒いところで採れるもの。それなのに、暖かい関西や沖縄で盛んに昆布が使われるのはどうして?
その謎をとく答えは「昆布ロード」にあります。
鎌倉時代の中期の頃、北海道の松前を出た昆布の交易船が盛んに本州各地を訪れるようになりました。室町時代に入ると、昆布は蝦夷地(北海道)から越前国(福井県)の敦賀まで運ばれ、京都や大阪まで送られるようになります。
さらに江戸時代になると、北前船が敦賀や小浜を経由せずに直接、天下の台所・大阪へ。その後、江戸、九州、琉球王国(沖縄県)、清(中国)へと広がっていきました。
北海道から日本各地(さらに中国まで!)へ広がった道筋が「昆布ロード」です。昆布が伝わった土地では、独自の食べ方・使い方が生まれました。「昆布ロード」は、日本の食文化を広げる役割を果たしたのです。